
CT検査
当院ではMRIではなく、CTを設置してます。
CTとMRIは見た目が良く似た装置ですが、画像の撮り方としては全く違う技術を使っています。
CTはレントゲン線で検査していますので、カルシウム成分を詳しく確認することが可能です。
MRIは磁気で検査しますので、主に水分を確認することができます。
現在の技術では、一般的に、CTは数秒~数分で検査が終了しますが、MRIは十数分~40分検査に時間が必要となっております。
ですので長時間動かずにじっとしていられる元気な大人の方で、さらに動きのない頭蓋内の、脳動脈瘤や脳腫瘍あるいは脊髄等の水分を中心とした病変の検査はMRIをお勧めしますが、じっとできない小児や、閉所恐怖症のある方や病気で時間を待つのがしんどい大人などにはCT検査が適正だと考えております。
また、ペースメーカーやインプラントなど金属が体内にある方や、骨折の確認など、カルシウム成分を検査したい時にも適応となります。
大きな病院でもない限り両方所持しておくことは困難であり、検査時間や費用の点でも大きな負担を与えてしまう事が現状です。
当院では私が今まで救急加療を中心に行っていたこともあり、MRIではなくCTを導入いたしました。 さらに、CTでは本来苦手であった脳血管や腫瘍あるいは脊髄等の検査も可能とするため、3次元血管撮影処理が可能なCT(3DTCTA)を導入しております。

院長紹介
平成24年9月3日に茨木の地に開業しました脳神経外科の多田裕一です。
大阪医科大学を卒業後に命を救う最前線に憧れまして大阪府三島救命救急センターを含む、24時間態勢の救急病院で長年勤務しました。
脳外科のみならず、救急科全般を行っていましたので日常診療においては、頭痛やめまいの患者が非常に多いにも関わらず、治療薬としての西洋薬は種類があまりに少なく、日本古来よりある漢方薬の方が数多く、また有効でもあり、最近ではむしろ諸外国では漢方薬の有用性が認められていることを知りまして、勤務していた救急病院でも漢方薬を併用した脳神経外科加療を行っておりました。
多田裕一
今回、小学校(中条小学校・天王小学校)、中学校(南中学校)、高等学校(茨木高校)の青春時代を過ごした場所で、現在の私を培っていただき、私や家族が住み慣れた茨木の地に開業させていただきました。沢山のお世話になった茨木の方々や病気に悩む皆様にできる だけの恩返しができればと考えておりますので、脳神経外科だけではなく体の事で何か心配がありましたら、私で役に立てるかどうかはわかりませんが、まずは、お気軽にご相談ください。
